甲状腺癌の症状はどんなもの?
福島県の甲状腺がんの実態が明らかになった。
東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を福島県が調べた。
「県民健康管理調査」の検討委員会が11日開かれ、事故発生当時18歳以下を
対象とした甲状腺検査について、結果が報告された。
その委員会によると、
1人が甲状腺がんと報告された。
たった一人と思うかもしれないが、原発事故の影響でがんになったと
いうと話しは大きくなる。
今回の甲状腺検査の対象は約36万人で、現時点で結果が判明したのは約8万人。
しかし、福島県立医大の鈴木真一教授いわく、
「チェルノブイリでも甲状腺がんは(発生まで)最短4年。
福島では広島、長崎のような外部被ばくや、チェルノブイリのような
内部被ばくも起きていない」と述べ、放射線の影響を否定した。
実際に、原発事故の影響でないことを祈るが、
もし原発事故の影響であれば、がんだけでなく、原発再稼働にも
大きな問題となるでしょう。
甲状腺がんの症状としては、次のようなモノが現れるとされています。
1.首周りが太くなる
初期段階では、大きな変化は見られませんが、症状が進行していくと
一目でわかるようになります。
2.甲状腺癌の症状チェック嗄声(させい)が起こる
嗄声とは、かすれたような声です。
癌が進行していくと、首の周りに出来た悪性腫瘍によって、
喉にある声帯(のどちんこ)の運動が阻害されるため、
この嗄声(させい)が起こります。
3.甲状腺癌の症状チェック嚥下(えんか)障害が起こる
食道が腫瘍に圧迫されて、食べ物がうまく喉を通らない嚥下障害になります。
4.甲状腺癌の症状チェック呼吸困難や血痰
腫瘍が気管を圧迫するので、場合によっては呼吸困難を起こすケースもあります。
また、喉の炎症によって血が混ざった血痰などが出たりすることもあります。